ホロスコープ「12ハウス」が表すものとは?
集合無意識にも関係する12ハウス。夢で見たことが、自分の無意識下の願望であるというのは、心理学などでも言われています。ただし人のみならず自分の目にも見えないため、表の自分は「そんなことを考えていない」と否定したくなるような思いもあるのです。
特に理性で自分を抑え込んでいる人は、本能丸出しの自分に驚くことも少なくありません。ですが、このハウスをないものとして軽視すれば、深い心の奥からの反撃に遭ってしまい、日常生活を送ることさえままならなくなります。隠された自分の心に焦点を当てて、深く掘り下げていくのが12ハウスを読み解く醍醐味。意外な自分の発見にも繋がりますから、どの天体が入るのかをチェックしましょう。
12ハウスに「太陽」が入っている人の性質は?
自分という存在を表にあまり出したくない心理になりやすい12ハウスの太陽。表向きの活動が大人しくなるため、何をしているのか人からは把握しにくくなります。俗世的な価値観に縛られることなく、内面を大切にすると生きている充実感を得られる性質。心の中に入ることができるのであれば、その空間は無限に広がっていて、心の領域における活動は非常に活発です。
普段からは想像ができにくい大胆な発想が生まれてくるため、その発想を自分を表に出さない形でインターネット上などで発表すると、真の自分を理解することに繋がります。誰にも自分を触れさせたくない意志があり、1人で深く掘り下げるだけの時間が十分に取れないと、引きこもりたくなってしまうことも。無理に社会に合わせたくない自分を尊重し、良き理解者となることで純粋な生き方を貫けます。
12ハウスに「月」が入っている人の性質は?
プライベートを知られたくない。そんな気持ちになりやすい12ハウスの月は、1人で安らげる時間がないと生きるのが辛くなる性質があります。世知辛い現実を見せられて嫌な思いをするより、心がホッとする想像の世界に遊ぶ方が感情面は安定しやすくなるのです。どんな私生活を送っているのか、誰も想像がつかない謎めいた人という印象を与えるタイプ。
幼児期(7歳くらいまで)に人との接触があまりなかった、あるいは母親との世界に閉じ込められた体験があり、外界や外の人に対して興味を抱きにくい傾向です。また、周りの人だけでなく環境に染み込んでいる心理的な影響を吸収してしまうため、自分の心を守るための方法が、安心安全な場所に1人でいることしかありません。幼い自分の癖は大きくなっても抜けませんから、矯正するより寄り添ってあげましょう。
12ハウスに「水星」が入っている人の性質は?
神経が過敏になりやすい12ハウスの水星。誰も周りにいないのに声が聴こえるなど、スピリチュアルな存在からの言葉を受け取ることができます。生で会話するよりも、たとえばメディアを通して発信する方が、自分の伝えたいことが雄弁に語れる人です。雑音が入ると集中力が途切れるので、できれば静かな場所で考えを巡らせるのがベスト。
深層心理を細かく分析するのが好きで、その洞察力は相手を唸らせるほど秀逸です。ただし理論的に考えるのは不得手で、直感で判断する方が正しかったりする特徴があります。読みやすく文章をまとめるのではなく、思いついたままに筆を走らせた方が、人の心に訴えかける作品を生み出すことに成功するタイプ。人間の深層心理にまで深く迫れるので、どんな人間にもハッと思い当たるような表現を、相手の心に深く刻むことができます。
12ハウスに「金星」が入っている人の性質は?
愛情を示す金星が12ハウスに入ると、自己犠牲的な想いを心に抱きやすい性質が表れます。日の当たらない相手に対する同情心が強くなり、まるで恋しているかのような気分に錯覚するのです。あるいは秘密の関係に身を焦がしたい心理傾向になり、普通の幸せには縁がないような気がしてしまうタイプ。
でも、その報われない想いを芸術までに昇華させることができれば、素晴らしいアーティストとして名を馳せることも可能です。あるいは神に愛を捧げるといった方向に感性を発揮すれば、博愛の気持ちで恵まれない人々を助ける尊い存在になれるのです。自分の中にある愛をどう生かすのかはその人次第。不倫など不毛な関係に費やすのも、福祉などで献身的に人の役に立つのも、同じ一生に違いありませんが喜びの質が違うと言わざるを得ませんから、後者に向かいましょう。
12ハウスに「火星」が入っている人の性質は?
攻撃心や競争心など、マイナスな感情が目の前から消えるのが12ハウスの火星。それは自分の中に巣食うものが外からやってくる状態を作り出し、あなたが知らないところで人から批判される恐れがあります。それを回避するために、まずは自分の怒りをないものにしないこと。
そして前向きな感情に意識して変換していくことで、無意識下のパワーを引き出すことに成功し、思わぬ力で限界を突破できます。いきなり爆発すると、相手に立ち直れないほどのダメージを与えてしまうこともあり、それによって自己嫌悪に陥りかねません。誰もが聖人君子ではありませんから、頭に来ることがあったり、否定的な感情を持つのは当たり前。火星は意識できればコントロールが難しい天体ではありませんし、熱い心で人生を生きていく自信にも繋がりますから、怖がらず向き合いましょう。
12ハウスに「木星」が入っている人の性質は?
12ハウスに木星が入ると、心の中に善のイメージが満ちた状態ですが、どこか現実味がないと単なる綺麗事に思われてしまうことがあります。せっかく親切心でアドバイスしてあげても、相手の腹に落ちない状態になりやすいですが、本当に困っている人には光を与えることができるのです。
たとえ相手から拒否されたとしても、自分の善意の気持ちを示していくことで、いざという時には見知らぬ相手から助けられる経験で返ってくるから不思議。つまり、こう考えると辻褄が合うのではないでしょうか。先に困っている自分に手を貸しているだけだと。情けは人の為ならず。その解釈を誤解している人もいますが、回り回って自分に返ってくるのだから、その時の最善を尽くして助けるべきだという教え。素直に受け取ることができる人だからこそ、人からの恩恵も多いのです。
12ハウスに「土星」が入っている人の性質は?
本来12ハウスは魚サインの定位置で、その支配星は海王星ですから、目に見えない領域を管轄するハウス。そこに目に見える現実を重視する土星が入ると、あまり居心地の良さは感じません。そのせいか、素直に自分の内面を受け入れるのではなく、我慢や抑圧をしてしまいがち。
漠然とした不安に対して対策を講じようとしても、余計に心が辛くなるだけです。不安除去ではなく、心のメカニズムについて真摯に学ぶことで、内面世界への理解が進む性質を持ちます。哲学あるいは宗教的な気づきを得ることができ、精神世界の奥深さを知れば知るほど、もっと掘り下げていきたいという真面目な探究心に変化。まだ多く解明されていない心の領域に、中途半端に医学的な対症療法といったアプローチをするのではなく、詫び寂にも通じる境地を会得することで人間性が深まるのです。
12ハウスに「天王星」が入っている人の性質は?
決して表には出てこない裏側の世界。それについて独自のアプローチを試みたいと感じるのが12ハウスの天王星。常識の解釈で眠り込むことなく、目覚めた独自の解釈を内面世界に与えることを目指す性質があります。本当に必要なものは隠されているのではないかと、自分の心ですら表に出てきたものを鵜呑みにするのではなく、その裏側に焦点を当てて真実を探すことに注力するのです。
その結果、自分なりの心の感じ方が人とは違っていることを発見し、それは何を基準にして発生しているのかを明らかにしなくては気が済みません。もしかすると宇宙的な法則であるかもしれず、心が宇宙と同期しているのではないかと考えたりもします。何も深く考えていない人からは、あまりに飛躍し過ぎていると言われることもありますが、真理を語っていることが少なくありません。
12ハウスに「海王星」が入っている人の性質は?
12ハウスのルーラーである海王星が入ると、目に見えないものに対する感知能力は増大し、過敏に反応することになります。人が見えないものを視えたりするため、どちらが現実なのかわからなくなる時もしばしば。神秘芸術や心霊的な能力として開花し、集合無意識の世界を夢で見ることも少なくありません。
妄想と捨て置くのではなく、その世界に飛び込んでみると心が大きく開かれていく性質があります。目に見えるものにばかり気を取られて、目に見えないものを普段は無視している人にはわからない、真の内面的な癒しを得ることも夢ではないのです。小さな世界であくせくして働く人々を見ていると、どこか疲れていると感じることはないでしょうか。そんな人々に癒しを与えるのも12ハウスに海王星が入る人の使命。人は皆、集合無意識で繋がっているのですから。
12ハウスに「冥王星」が入っている人の性質は?
人によっては怖いと感じるオカルトの世界。そこに足を突っ込みたいと感じるのが12ハウスの冥王星です。底知れぬパワーを持つ冥王星は、心の内面について中途半端に掘り下げることは許しません。とことん突き詰めていき、最後にはがらりと価値観が変わってしまうくらい、心理面での変容を促す傾向があります。
本当に同じ人なのか。そう他人から言われるくらいでないと、完全なる変貌を遂げたとは言えないのです。いくら巧妙に隠されていても、裏の裏まで覗き込んで真実を引きずり出してしまう性質。相手が知られたくない内面について、いとも簡単に見抜くことができるのです。敵に回せば怖いけれど、味方にすればこれほど心強い人はいない。そんな風に思われるタイプですから、潜在するサイキックパワーをどのように活用するのか、熟考することが肝心です。
ホロスコープ「12ハウス」の開運方法には何がある?
12ハウスは意識するのが難しく、自分でも認めることができにくいハウス。だからこそ、じっくり丁寧に時間を掛けて取り組まなければなりません。内面が充実していれば、現実世界を生きていく大きな力となりますから、夢について研究してみることをお勧めします。
夢日記をつけてみるのも良いです。あまり見ないという人は、よく夢を見る人から話を聞いたり、夢の解釈辞典を読んで勉強してみてはいかがでしょうか。無意識の世界にアプローチすることで、そこから何らかの反応は必ず返ってきます。自分の内面を映してくれる鏡として、積極的に活用していくことが開運法にもなるのです。ただし、あまり現実的な解釈をし過ぎると、多くを取りこぼしてしまうことになりますから要注意。荒唐無稽と思われがちの夢だからこそ、自分の心を伸び伸び解き放ってくれます。
まとめ
スピリチュアルは一過性のブームで終わったわけではありません。いつでもどこでも実は自分達の身近に存在しているのです。12ハウスが示しているのは、自分が意識から追いやってしまっているもの。気づいてもらいたいと声を出して叫んでいたとしても、あなたの耳に聴こえてこないだけです。心というのは時に厄介なこともありますが、同時に愛おしいものでもあります。正しく扱ってあげることができれば、誰にもどこにも縛られることなく、自分らしい自分でいることができるのです。常識外の出来事が起こりやすい、何でもありの12ハウス。
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