ホロスコープ「11ハウス」が表すものとは?
友人などの横の繋がりを意味する11ハウスは、今現在ではなく明るい未来に向けた活動をするために、同じ志を持つ仲間を表しているのです。そこに入る天体は、あなたが人生を歩んでいく上で必要となる友人や仲間を示しています。
さらに広がれば多くの人を巻き込んだ市民活動となり、その活動からNGO団体などができていく可能性も秘めています。人間は多かれ少なかれ未来を知りたがる傾向がありますが、このハウスを理解しておくことで、自分がどういう未来を目指したいのかがわかると言っても過言ではありません。いずれにしても、そこには希望が宿っていますから、現実生活で落ち込んだり凹んだ時には、まだ手にしていない未来に思いを馳せましょう。
11ハウスに「太陽」が入っている人の性質は?
目覚めた意識を表す太陽が入ると、積極的に自ら友人や仲間との輪を作り、未来への改革を目指す活動に力を注ぐ性質が出てきます。たとえ現状の生き方に不満があったとしても、気の合う仲間達とより良い未来について話し合うことで、明日を生きる活力が得られるのです。
あくまで横の繋がりですから、そこに立場や肩書を持ち込むようなこと無粋な真似はせず、本当の名前を知らなくてもニックネームやハンドルネームがあれば誰とでも仲良くなれるタイプ。お互い個人的なことはあまり詮索したりせず、それでいて自己主張は伸び伸び開放的にできるコミュニティを作ることに成功します。周りから注目されやすく、活動目的が明確に伝わりやすいので、順調に仲間を増やしていくことが可能。ここでの自分こそ本当の自分だと思えるほど、メインで活動する場となるのです。
11ハウスに「月」が入っている人の性質は?
居心地の良さをどこに求めるのか。それを月が表しますが、11ハウスに求めることになるので、安心して何でも話せる友人や仲間との交流を心の拠り所とする性質があるのです。理屈ではなく、感情的に相手に同化することを目指し、否定的な言葉や態度には傷つくタイプ。
まるで家族のようなアットホームな集まりを好み、飾らない素の自分を見せる場として大切に育ていきます。その甲斐あってか、集まってくる人も同じく心を通わせることを望み、温かい雰囲気の中で自然体での付き合いができるのです。ただし、あまりにも友人や仲間からの影響を受けやすい傾向があるので、時に自分を保つために距離を置こうと試みますが、失敗して気持ちが不安定になってしまうことも。女性や子どもが縛られず自由に生きられる未来をテーマに掲げると、生き甲斐を感じられます。
11ハウスに「水星」が入っている人の性質は?
有益な情報を得たい欲求が強い水星。11ハウスの水星は自分で手に入れられるものに限界を感じ、友人や仲間とのネットワークを作り、勉強会などを立ち上げる性質があります。自分よりも若い人との交流が多く、教えを乞うためには平気で頭も下げるタイプ。
単にお喋り好きの会合になってしまうこともあり、明確なテーマを打ち出せるかが重要です。知っていることに対しては飽きっぽいので、新しい情報へと常に上書きできる会でなければなりません。相手との活発な情報交換をすることで、知的好奇心を刺激される傾向があるので、知性が発達した人達の集まりとなります。その情報を元に、自分の未来の選択肢に幅が出てくるので、どれを選ぼうかと悩むのも楽しく感じられるのです。選択肢が多いと選べない人もいますが、比較検討する材料が多い方が賢い選択ができます。
11ハウスに「金星」が入っている人の性質は?
金星のテーマは何に美を求めるのか。その金星が11ハウスに入ると、精神的に共鳴できるコミュニティは美しいと感じる性質を持ちます。楽しくないと金星ではありませんから、仲間内では相手にとって耳の痛いことは言わないのがお約束。趣味や好きなものの話をして、気持ちよく過ごせることを優先します。意に反して友人同士が仲違いしそうになれば、間に入って険悪な雰囲気を和ませることも少なくありません。
紛争や災害など破壊的な未来イメージは抱かず、愛と調和に満ち溢れた平和な未来を希求するタイプ。主に親睦を深めるための社交的なパーティーを友人や仲間との間で開くことが多く、よそゆきの顔でおもてなしするのが得意です。友人の数は自然と増え、オシャレな友人の影響でセンスが磨かれますから、仲間から愛される自分であり続けることができます。
11ハウスに「火星」が入っている人の性質は?
人との馴れ合いを嫌う火星が、一定の距離を意識する11ハウスに入るので、自然と友人や仲間と呼べる人の数は限定されがち。でも、人を引っ張っていく役割を担いたい意欲が人一倍あり、仲間内を積極的に仕切ることに情熱を傾けます。正義感が強い性質があり、不正などの悪事は許しておくことができず、市民運動の先頭に立って是正することを要求する活動を主導していくのです。
基本、人と意見が違っていても気にするタイプではなく、激しく戦わせることで良きライバルを得られることも。ただ、相手がマウントを取ってくるような発言や態度を見せると、すぐに頭に来て大喧嘩になりやすい点は否めません。基本正直でストレートに怒りを表すので、そのエネルギーを建設的に使っていけば、未来に良い変化を起こせる有意義な運動にまで発展させることができます。
11ハウスに「木星」が入っている人の性質は?
11ハウスに善意を意味する木星が入ると、寛大な心を持つ友人や仲間達に恵まれるので、誰にでも分け隔てなく付き合う開放的なコミュニティが築けます。細かいことは気にしない性質で、知らない人が参加しても排除したりしません。旧知の仲であるかのように招き入れるので、和気あいあいとしたコミュニケーションがスムーズに展開するのです。仲間の中には政治的な力を持つ人がいて、広く顔が効くため便宜を図ってもらえることも少なくありません。
1人で何かするよりも、グループでまとまった方が世の中を動かしやすく、結果として広く皆に利益をもたらす活動に参加することになります。「来るもの拒まず」の精神は見上げたものですが、大きく輪が広がってしまうと思想がバラバラでまとまりに欠けて、目指す未来像も抽象的になりがちな点には注意が必要です。
11ハウスに「土星」が入っている人の性質は?
木星とは違い、拡大ではなく縮小を目指す傾向がある土星。多くの人と友人関係にあることを自慢したがる人もいますが、信頼できる人がいなければ意味がないと思うのが、11ハウスに土星がある人です。いざという時に助けてくれる親友がいれば、後は必要ないとさえ考えるタイプ。
仲間も花よりも実を取る人が集まり、時間を掛けて安定した人脈を築く性質があります。若い頃には覚えていない同級生が少なくありませんが、年齢を重ねた後には仲間達からの絶大な信頼を勝ち得ているのです。未来像も地味なものになりやすいですが、真っ当に生きる人でありたいと考えるため、良い意味で平凡の良さを噛み締めることができる人。未来への不安に対する備えは大事ですが、取り越し苦労による人生の先細りは否めませんから、今を楽しむ余裕も忘れないようにしましょう。
11ハウスに「天王星」が入っている人の性質は?
11ハウスに独創的であることに力点を置く天王星が入るので、常識や慣習に従わないユニークな人達が友人や仲間として、周りに集まってくることになります。誰とも似ていない自分でありたい気持ちが強いため、なるべく多種多様な人達と絡もうとするのです。一見すると、どういった集まりなのかわからない。そんなグループなら歓迎するタイプ。ただし出入りを制限されたり、会としてのルールに縛られそうになると、一抜けしてしまう可能性も。
未来は常に白紙であることが望ましく、そこに既存のイメージを持ち込まれると興醒めしてしまうのです。反発したり抵抗する対象がないと、それと真逆の新しい概念を生み出すことができず、単なる反社会的な集団に成り下がってしまう恐れも。高邁な精神を維持できれば、大きく飛躍する未来を創造することができる人です。
11ハウスに「海王星」が入っている人の性質は?
繊細で芸術家肌の友人や仲間が集いやすい11ハウスの海王星。目立つところに看板を掲げているわけでなく、積極的に仲間集めをするわけではありませんが、人を引き寄せてしまう性質です。動機を聞いてもハッキリせず、「ただ何となく」と言う人も少なくありません。
ですが、言葉にしなくても直感でわかり合えることも多く、その不思議な関係に周りは神秘性を感じます。全面的に相手を信用し、裏切られたり騙されたりする体験もしますが、心の底から憎んだりできないタイプです。また、人との境界線が曖昧になりやすいせいか、気づけば自分のものか相手のものかわからなくなったりもします。自分の足元は見えなくても、遠い未来のビジョンが視えてしまうという才能も。心象風景が現実となりやすいので、ディストピアな未来イメージは描かないようにしましょう。
11ハウスに「冥王星」が入っている人の性質は?
11ハウスに冥王星があると、圧が強くて多大な影響力を及ぼす友人や仲間に縁があります。冥王星は「全てか無か」といった極端な偏りが生じさせる性質で、べったり仲良くしていた人と突然音信不通になることもあり得るのです。あるコミュニティに参加し、人生がガラッと変わるような体験をするのも珍しくありません。
個人の好き嫌いでどうにかなるものではなく、まるでこの世のものではない力が働いているのではないかと思うくらい、その圧倒的なパワーに黙って従う他ありません。強力なパワーを上手く取り込めば、常識では考えられないような権力を手にして、未来改革の旗を掲げた団体を動かすことも夢ではないのです。ありきたりな未来を思い描くのではなく、終末論が叫ばれるような世の中を救う、救世主といった劇的なイメージを持ちやすい傾向があります。
ホロスコープ「11ハウス」の開運方法には何がある?
11ハウスには共時性という意味があり、遠くに離れている人とも簡単にインターネット空間で繋がることが可能です。そうなれば地域性の違いはハードルにならず、思想や考え方において一致点を見出せる仲間を集めて、世の中の流れを変えることも夢ではありません。
ただし、相手に依存する気持ちが強かったり、自立心を持たない人にとっては危険な空間であることも確か。犯罪の多くがSNSなどの繋がりで、本来の開かれた素晴らしい目的で使われていないケースも。だからと言って、知らない人と横の繋がりを持つことは怖いとなれば、閉鎖的な社会や環境を打ち破れません。改革には痛みが伴うものですが、恐れず志を持った仲間を得ていくことで、11ハウスは実りあるハウスへと開運していきます。まずは独立心を養い、友人や仲間との対等な関係を作りましょう。
まとめ
古典の解釈では、風変わりとか突飛という言葉が枕詞についていた11ハウス。多くの人が気にする結婚や仕事などのハウスと違い、具体性に欠けるとも言われてきました。人生におけるおまけの楽しみといった感じでしたが、今では友人や仲間関係を読み解くだけでなく、未来を創造していく上では必要不可欠なハウスです。ここに焦点を当てることで、あなたの未来のビジョンが豊かになるのは間違いありません。天体が入っていることで悩んだり、逆に入っていないと落胆するのではなく、このハウスをどのように自分の人生に取り入れていくのか、考えるきっかけにしてみて下さい。
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